基本事項
Q.1一回の治療時間は?
総合治療約60分、ロルフィング®約90分、お着替えの時間も含めております。症状やその日の体調に合わせて、施術時間は前後することがございます。時間で施術を区切るのではなく、最も治療効果が高くなるように毎回微調整しながら行いますので、多少の治療時間の前後がありますことをご了承下さい。また鍼灸治療の初診時は、20〜30分程長く時間を頂戴します。お時間にゆとりを持ってお越し下さい。
Q.2何分前に行けばよいでしょうか?
5分~10分前を目安にお越し下さい。当院ではご予約の時間通りに治療が進行するように努めております。※ご予約時間に遅れて来られた場合、治療時間が短くなってしまうことがございます。次にお待ちの方をお待たせしないために、やむを得ない場合などです。治療効果を十分体感していただくためにも、少し早めに到着するよう心がけていただければ幸いです。
Q.3健康保険は使えますか?
当院はあん摩マッサージ指圧・はり・きゅう師の国家資格を有しておりますが、健康保険は取り扱っておりません。 健康保険を適用する場合、国が定めた様々な規則と制約の範囲内での治療に限定されてしまい、その制限の範囲内で出来る治療は限られてしまいます。当院の特色である鍼灸治療とロルフィング®を総合した施術を行っていく上では、健康保険を取り扱わず自費診療にて施術させていただいております。
Q.4医療費控除について
当院で行う施術は医療費控除の対象となります。詳しくは国税庁のHPをご覧下さい。
Q.5クレジットカードは使えますか?
現在は、Visa, Master Card, American Express, JCB, Diners Club, Discover に対応しております。
Q.6着替え、その他で必要なものはありますか?
例えば、頚(くび)などの治療に際しても、体全体の状態を把握した上で脚のツボを使うことが多々ございます。ですので、例外(着替えることができないほどの腰痛など)を除き着替えていただいております。着替えは当院にもご用意しておりますが、ご自身のタンクトップ・短パンなどをご用意していただいても構いません。また、どうしても着替えが難しい場合はお申し出下さい。
鍼灸について
Q.1どんな針を使っているのでしょうか?
蚊の口先 | 0.08mm |
髪の毛 | 0.10mm |
鍼灸で主に用いる針 | 0.12~0.16mm |
採血時の針 | 0.70~0.80mm |
上記の表の通り、当院の鍼灸治療で主に用いる針は0.12~0.16mmであり、注射針よりも随分と細いものです。また、できるだけ皮膚への刺激が伴わないよう針先の形状も特殊な加工が施されており、実際の痛みは注射の10分の1以下と言われています。
Q.2針で感染することは?
当院で使用する針は全てディスポーザブル(使い捨て)で、一度の施術で全て廃棄いたします。この鍼は製造工程で滅菌処理がなされ、施術寸前の開封時まで完全に無菌状態です。十分な衛生管理の下使用しておりますので、感染の心配はございません。
Q.3鍼は痛いのでしょうか?
Q.7でもお答えしましたように、細く特殊な形状の針を用いる事で実際はほとんど痛みを感じません。それでも敏感な方は表面にチクッとした痛みを感じる場合がございます。そのため、お一人お一人の体質や状態に合わせて針の太さや打ち方を選び、なるべく痛みを感じないように治療を行っていきます。また、深いポイントを施術する必要がある時には、深部に独特のズーンとした鈍い感覚を感じることがございます。それは「鍼のヒビキ」と言われるもので、深い部分のツボを刺激している目安の一つになります。
Q.4血管を傷つけることがありますか?
鍼灸治療で主に使用される針の太さ(~0.16mm)では、動脈や静脈を傷つけることはござませんのでご安心下さい。採血用の注射針(0.70~0.80mm)を用いて看護師が血管が逃げないようにしっかりと固定することによって、初めて血管に刺すことができます。それでも上手くいかないと血管は逃げてしまうくらい、動脈や静脈は弾力性を持った構造をしております。
Q.5出血やアザになることがありますか?
Q.10でもお答えしましたように、動脈や静脈を傷つけることはございません。また、健康な部分の毛細血管もやわらかく弾力性があり針をよけてくれます。反対に痛みやしびれ、筋肉のコリがある部分の毛細血管の状態は、酸素不足や栄養不足により正常な弾力性を持っていることが少なく、針先に触れてしまうことがあります。細い針を用い丁寧に施術を行っていくのですが、どうしてもごくまれに内出血を起こす場合がございます。ただ、そういった部位を治療することが症状の改善への重要なポイントになりますので、もし内出血が生じたとしても一週間程で元に戻りますためご安心下さい。
ロルフィング®について
Q.1ロルフィング®セッション時の服装に関して
ロルフィング®セッションでは、直接的な筋膜へのアプローチを行います。一般的なマッサージなどに比べダイレクトなタッチが中心のセッションとなります。そのため、短パンやタンクトップなどへのお着替えをお願いしております。当院にも着替えは用意しておりますが、ご自身のものがよろしいようであればご持参ください。
Q.2ロルフィング®と他の施術方法との違いは?
手を使って行う施術の代表であるカイロプラクティックや整体などは、主に寝転んだ状態で施術を行います。ロルフィング®でも主に寝転んだ状態で施術を行うのですが、起き上がった時の重力下での動きを考慮してセッションがデザインされております。なぜ重力を考慮しなければならないかと言うと、症状の発生には座っているか立っているかといった重力下での活動が前提となるからです。更に、セッションの途中では施術を行う側のタッチと共に、施術を受けられる方自らにも動いていただきながら施術を行うことによって、筋膜を緩めていく事と同時に身体の使い方の再学習を促します。
詳しくはこちらのブログ記事も参照ください。
Q.3筋膜とは?
低反発の枕をイメージしてみて下さい。ゆっくりと沈んで形を変えていきます。筋膜を例えると、さらに長いスパンで形を変えていく超低反発の物質です。運動不足や不良姿勢が続くと、筋膜がネバネバとした流れの悪い状態になり、更に繊維同士が癒着したりして、筋膜にねじれや肥厚が生じてきます。この積み重ねが、長年の姿勢や無意識のクセとして形成されていきます。
Q.4体が歪むとは?
ロルフィング®の観点からお話させて頂きますと、先天的・遺伝的なものを除いて、筋膜(結合組織)の緊張が骨格や姿勢を後天的に作り上げていきます。特に慢性的な姿勢の形成に関しては、筋膜が短くなったり、肥厚したり、癒着したりすることによって、骨の位置が二次的に傾いていきます。骨の位置がずれることはあくまでも結果であると考えます。それぞれの職業・ライフスタイルに適応した特有の姿勢を形成していきますので、その方お一人お一人に適した各身体のポジションと効率的な生活の軸作りを促していきます。
Q.5良い姿勢とは何ですか?
実は姿勢に正解はありません。ただ、理想に近い姿勢というのはございます。それは人種・民族的にも体型というのは異なっており、また同じ民族の中でも世代間で異なってくるからです。例をあげますと、同じ日本人でも70年前に生まれた方と平成生まれの方では、身体のバランスが変わってきております。なぜなら農作業や床に座る生活から、PCをよく使うデスクワークや椅子の生活にシフトしていることによって、私達の身体のバランスは徐々に変わってきているからです。現状を踏まえ、その方の身体の特徴も考慮した上で、より良い姿勢を目指していきます。
詳しくはこちらのブログ記事を参照ください。
Q.6なぜ10セッションなのか?
1-7までのセッションではアプローチの場所や順番が綿密にデザインされており、最後の8-10セッションでは個々人に合うようにオーダーメイドのセッションを行い、心身の統合を促します。身体のクセは、日常の生活習慣の蓄積により染みついたものであり、また痛みや不快感から逃れるため患部をかばうような代償姿勢を取り続けた結果の場合もあります。セッションを順番に進めていくと、この代償パターンや隠れた部分が徐々に浮き上がってくるため、それを丁寧に解いていく必要があるからです。
詳しくはこちらのブログ記事も参照ください。
Q.710セッションを終えた後は?
ロルフィング®の10セッションはオーケストラのチューニングに似ております。オーケストラは、それぞれの楽器を調律し、各楽器が調和した中で演奏することを目指します。それはつまり、それぞれの楽器に相当する体の各部の動きを見直し、各部が協調し無駄な力みがなく動けるように統合していくことを目指していきます。一度チューニングを終えると、それまでにない統合された身体を感じられると思いますが、メンテナンスが必要になってくる場合もございます。また、更なる向上を目指す方もいらっしゃいます。そのようなニーズにお答えするために、ポストセッションとして、10セッションを終えた後のセッションも行っております。
Q.8故障、ケガの後のロルフィング®のメリットは?
度重なる故障や慢性的に繰り返す怪我などは、筋膜の隅々に根付いた身体の使い方や、生活習慣からの無意識のクセが影響して、体の一箇所に過度の負担を掛けていることが主な原因になります。染みついた身体のパターンを修正していくために、筋膜に働きかけるアプローチであるロルフィング®は特に効果的であると考えます。
Q.9筋膜リリースとの違いは?
ロルフィング®では、筋膜リリースの手技を用いて、セッションを行います。加えて、身体の使い方を見直すことや気づきを促すことにより、「身体の再学習」を目的としたセッションを行います。
何のために身体を「整える」のか?その目的に違いがあるのです。
詳しくはこちらのブログ記事を参照ください。