ロルフィングのこともっと知りたい!:4つのキーワードを解説するよ。
ロルフィングとは「筋膜に働きかけ、重力と調和するバランスのとれた身体を目指すもの」とされています。
そして私自身、重力と調和したバランスのとれた身体とは、「今よりも心地よい身体であること」と定義付けています。
実際のセッションでは、
- 姿勢に焦点を当てる方
- ダンスやバレエなどの動きの改善のため身体の使い方に焦点を当てる方
- 心身を育む器としての身体に焦点を当てる方
など、ニーズは様々です。
今回はロルフィングページで紹介している4つのキーワード「構造」「使い方」「気づき」「見出す」をさらにわかりやすく説明します。
筋膜と骨格のバランス:構造
ロルフィングでは、筋膜(結合組織)へのアプローチにより、体のバランスを整えます。
そして、筋膜だけではなく、結合組織と言われる腹膜、骨膜、脳内膜へもアプローチします。
これら全ては繋がりあっているため、分けて考えることはできません。
この筋膜ネットワークに関する科学的研究が、Fascial Research Congress(筋膜リサーチコングレス)として世界規模で組織されています。
各国の大学の研究者と共に、ロルフィング協会のメンバーも参加しているのです。
Fascial Research Congress 11月14-15日第5回目がベルリンで開催されました!
筋膜と骨格バランスを科学的にも整えることも、ロルフィングの効果性の秘訣といえるでしょう。
「ロルフィングと筋膜リリースの違いとは?:ロルフィングのこともっと知りたい!」
本来使うべき所が使えているかどうか:使い方
例えば、「脱力がしたい」という人がいたとします。
力を抜くというのは簡単なようで、一筋縄にはいきません。
- 余分なところに力が入り過ぎていない?
- 本来使うべきところがきちんと使えている?
この2点にアプローチしない限り、本質的な脱力には至りません。
では、使うべきところと余分なところの違いを、私たちロルファーはどのように見分けているのでしょうか?
それはラインと言われる軸を見ることにより判断しています。
このラインが整うことで、結果として自然と脱力できることがゴールだと考えています。
「【ライン】を知れば、ロルフィングの効果は持続する:前編」
「【ライン】を知れば、ロルフィングの効果は持続する:後編」
身体の学び直し:気づき
ロルフィングは、治療や癒しではない、ボディワークと言われるジャンルに属しています。
それは体を通して自分自身の見つめ直しを行うためのものです。
ロルフィング(ボディワーク)のセッションの過程においては、これまで自分が使っていなかった筋感覚や盲点になっていた骨感覚などを学び直します。
学び直しを行っていると、日常生活において、様々な新しい視点に気づくことができます。
その結果として、治療効果や癒しが引き起こされるのです。
自分自身の見つめ直し:見出す
身体の学び直し、自分自身の見つめ直しという観点でロルフィングを行っていると、日常生活において小さな気付きが起こり始めます。
- こんなにも力を入れる必要はなかったな。
- こんなにも近くでモノを見ていたんだな。
そして、その小さな気づきの連続が結びついた時に、新しい意味や考え方が生まれます。
- こんなにも力を入れていたのは、良い結果を出さなければならないというプレッシャーから来るものだったんだな。
もう少し力を抜いた方が、確実に良いアウトプットが出来そうだな。 - こんなにも近くでモノを見ていたのは、集中していたからではなく余裕の無さが原因だったんだな。
少し視野を広げ、視点を高くしてみると、モノを俯瞰して見られるから、自分の中にも余裕が生まれて楽だな。
これまで改善したかった症状の裏側には、自分に対する何らかの制限因子がある場合があります。
そして新しい視点に気づくことで、制限因子が見つかることがあります。
また、より良い可能性が見えることもあります。
そうすると、その瞬間に新しい意味を見出すことができるのです。
「「空間」と「スペース」:ロルフィングのこともっと知りたい!」
まとめ
今回は「ロルフィングで何が変わる?:ロルフィングの4つのコンセプト」を分かりやすく解説しました。
セッションの詳細を参考にされたい方は、こちらの記事「ロルフィング5つのニーズ別、事例紹介」もご覧ください。
また、6月末まで「初回セッション50%OFF」キャンペーンを行っています。
ロルフィングを一度受けてみたいと思われている方は、この機会を是非ご活用ください。